テーマ:雑草

クローバー

 四葉のクローバーは幸福のしるしであるという。世の中によくある迷信のひとつだ。茶柱が立ったらよいことがある、目の前を黒猫が横切るのは不吉のまえぶれ、などちまたには迷信、占いのたぐいが氾濫している。血液型別の今日の金銭運だことの、星座別の恋愛運だことの、ありえそうにもないことが、堂々と文章に書かれている。さらにその文章は、どうにでも解釈で…
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かたばみ

 どこにでも生える、ありふれた雑草。アフリカなどの熱帯地方に祖先があるらしく、乾燥によく耐える。根は深く、地下茎や種をまき散らすことで増える、繁殖力がめっぽう強い雑草の代表選手。結構美しい花の種族もあって、花壇からの駆除はいい加減であきらめて観賞することを勧める園芸家もいる。    栄華を極めたときのソロモンでさえ、この花一つほど…
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おおいぬのふぐり

 空き地や道端の日当たりのよいところで生える、横に広がる小さな草。春に瑠璃色のかわいらしい花を点々とつける。ヨーロッパ原産で、キャッツアイなどという呼び名もある。じっと花を見ているとその青色と放射状に広がるストライプがとても美しいのに気づく。澄み切った青い色にひかれてこの花が好きになった人が、いろいろな新しい名前を考えてはみたようだ…
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すずめのかたびら

  この草はどこにでも生える。荒れた土地、熱かろうが寒かろうが世界中のあらゆる場所に広がる。もっとも平凡な雑草のひとつである。かたびら、とは日本の袖のない服のこと。 鎖かたびら、と言えば忍者が使う護身服のことで、見たことがあるかもしれない。すずめのかたびらと聞くと、すずめの着そうな、ほこりや泥のついたぼろぼろの、粗末な服を連想する。す…
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おにたびらこ

 おにたびらこ が道端で芽を出し、成長し、花をさかせている。そして種を実らせ、ひっそりと枯れていく。誰も気にとめない。もし誰かの視界に入ることがあっても、認識すらされない。たいていの人にとっては、あってもなくてもよいもの。価値がない。全くの無価値。ましてやこの地味な花を愛する人などはいない。    行け、淫行の女をめとり 淫…
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